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へその緒
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作詞 ログハウス |
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所在無げに縮んでしまった一本を手に取った
人と人が紛れなくつながっていたしるしだった
重さもないほどの軽さで 軽すぎるほどの重さで
僕は手の平に想う 母なる海の十月(とつき)の歴史
誕生の瞬間に僕は声をあげ泣いていた
終わりない孤独の出発に気づいたのだろうか
見えないものでしかなく 触れないものでしかなく
僕は手の平に想う やるせなく遠い君の体温
いつか僕らも紡ぎ出すだろうか
小さなへその緒
授かったものの涙に笑っているだろうか
重さもないほどの軽さで 軽すぎるほどの重さで
僕は手の平に想う 生まれた事実の確かさを
見えないものであっても 触れないものであっても
僕は手の平に想う やるせなく愛しい君の体温
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