|
|
|
the birth of man
|
作詞 ログハウス |
|
悲しいことが起こったとしても 傷つくことが起こっても
まったく泣かないもんだから誤解されがちだけれど
精神機関を持たずに生まれた僕の名はIPC3
ビットの視界を通して君のことを見つめている
暗い顔した人がいる
ぴったりなプログラムを繰り出して
組み込まれた言葉をかけたら 睨みつけられてしまった
悲しみって何だ? どこから涙はやって来るんだろう
成分を調査 電解質が溶けた水だって分かった けど・・・
けど、何だ?
「あなたのネジを一本欲しいの」 君が寂しそうに呟いた
僕は頭の後ろの不要な一本を外して手渡した
それっぽちを大事そうに抱きしめる
ほんとうに大事そうに抱きしめる
無限速の回転で君の微笑みの意味を考えてみても
愛情って何だ? どうしてそんなに僕を抱きしめてくれるの
性質を調査 脳内で何やら物質が発生中
けど、何だ?
眠りにつくんじゃなく 電池が切れていく
人の気持ちを持って目覚めたいなぁ
夢を見た 夢なんて見ないはずなのに 夢を見た
ネジを抜いたあの日から少しだけ不調が続いてる
完全なプログラムが乱れていく でも壊れたんじゃない
感情って何だ? ユニットされた中枢を越えてこの胸が熱くなる
こぼれ出す涙の粒 君の唇に触れたんだ
君が笑う「しょっぱいね」と そしたら僕も笑っていたんだ
あまりにも自然に笑えたんだ
ああ、そうか、これが感情なんだ
the birth of man
the birth of man
|
|
|