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空に馳せる
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作詞 タクワン |
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綺麗なまま封をしてどこにしまうつもりなの?
読み返すことのないようにって結局捨てられもしなくて
風のない今日でも雲はゆっくり流れていくけど
好きなところへ歩ける私はなんで立ち止まっているの?
かさぶたが残る私の足にはもう痛みはないはずなのに
いつのまにかあなたは見えなくなっていた
つまりどれだけ歩いたとしてもけして追いつけないのは
あなたが見上げる空を自由に泳いでるから
震える肩に触れたその手は一滴の雨だったのでしょうか?
思い出はいつも美しいから色あせていくばかり
昨日よりも今日の方が今日より明日の方が
単純に上書きされたほうが幾分か楽だったのに
まだ見ぬ未来に願いに似ている期待を無理やり押し込んで
想いを馳せたらもう振り返らないで
いつか誰かを深く愛すでしょう与え育んでいくでしょう
あなたが知らない場所できっと生きていくのでしょう
僅かに残るこのかさぶたが消えてなくなってしまう前に
一人分ぽっかり空いたままの部屋を解き放ちましょう
つまりどれだけ走ったとしてもけして追いつけないのは
あなたが見惚れる空を自由に泳いでるから
あいも変わらずに今日も私は見上げては拭うのです
一人分になって軽くなった身体であなたよりももっと遠くへ
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