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鵺
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作詞 ユウ |
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逃げ回ってた 走り続けてた
何か壊れたイビツな街で
どいつもこいつも馬鹿みたい
人じゃないみたい まるで夢みたい
滲む感情だけ 妙にリアルで
今宵は特別輝いてるけど
アンダーな部屋に心が弾んで
滑稽な地で滑稽に踊る
何回と逃げたかも忘れて
半壊の僕は夢に溺れる
大体軽い背に気づいても
何を失くしたかわからない
大事なものを持っていたのか
そんなことさえ思い出さない
本当は知っている 現実逃避
正気の沙汰じゃない
眠りにつくまで安心できずに
何か欲してもただ目を瞑る
この気分既に脱したい
無理に愛したい 性に淀みたい
いつかの感情サルベージしてる
病は気付けば空気感染
良し悪しの差が視界から逸れて
弾け飛ぶ 嗚呼理性と共に
見覚えのある目を見て
聞き覚えのある声を聴いて
かつて見た反応を目の当りにしても
それはきっと鵺みたいで
好転した折には奈落へ
引きずり込まれるだけと知っても
構わないと無下に踏み込む
大丈夫 これは現実じゃないから
誰にも言えない矛盾を受け入れ
辿り着いたるは大きな扉
最期への歩調は加速し続け
戻れない終わりにその身を宿す
見覚えのある目を見て
聞き覚えのある声を聴いて
かつて見た反応を目の当りにしても
それはきっと鵺みたいで
何から逃げたか忘れたままで
半壊の僕は夢に溺れる
大体軽い背に気づいても
何を失くしたのかは思い出せない
大事なものを持っていたのか
そんなことさえ忘れてしまえ
実は気付いてる 負けを認めたこと
本当はずっと夢なんかじゃない
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