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サード・アイ
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作詞 ユウ |
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いつからこんなに自分自身が
こうして小さく見えるのか
近くで聞こえた彼方の声
怯まない瞳に視線を返せず
365日と幾月
知り得ず流れた日々の間では
存外何も変わりはしなくて
かつてのままが眩しくて
指差したその目に震えた
薄い理由を厚く重ねて
それを盾にして踏み込んだなら
凍った決意を声が貫き
いとも容易く溶け出したものが
甘い感情を呼び起こす
嫌いな僕を呼び戻す
また出逢った小さな扉
開けられなかったあの頃も
錠を掛けた今宵さえも
緩んだ脳で選んだ最期だったから
なんでもないようなそんな素振りで
ただ 固く閉ざしてゆく瞳を
綺麗なものが大切で
汚れたものが嫌いだから
汚れたものは捨ててしまって
汚れたものは燃やしてしまって
叩いて潰して引き裂いて
かつてはどんなに綺麗であっても
この手で汚してしまったものなど
3度目の瞳に熱を醸して
今更戻りかけるひとつひとつ
叩き捨てたはずの熱を晒して
劣情を振り回し曝す醜態
突き刺さった鈍い感覚にさえも
あの日のままの何かを思い出す
ああ 夜はこんなに長かったのか
至らない僕は蛹にもなれず
君がくれた白い煙で
部屋を満たして眠りに就こうか
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