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守るべきだったもの
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作詞 ユウ |
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例えば思春期の頃に
意味もない暴力に頼るのは
自分の無力を感じてるから
そして僕は今の今まで
そういうのをバカにしてきた
戦わないよう立ち回ることが
一番賢い生き方で
いや違うな 楽な生き方で
それだけを追求してきた結果
大事なものを失くしてた
守るべきだったものがいま
目の前から遠ざかって行く
本気になってれば守れたのか
それはわからないけど
大きな海のど真ん中で
どこへでも行ける船が
誰かの力で用意されていて
わずかな困難と自由な航海を
約束されていたんだ
その権利を僕はいつでも
当然のものだと思い込んで
与えられた環境がどれほど
稀有で素晴らしきものかについて
考えもせずに暮らして来た
守らなければならないものだと
それにすら気付けないままで
知らないうちに失くしていた
そんな自分が情けなくて
遠く離れて見えなくなったのは
涙でにじんでしまったせいか
最後に残った言葉 約束
歩き出すには少し足りないけど
全部背負っていくから
まっすぐ歩いていくから
今度はしっかり戦うから
守るべきだったものがいま
目の前から遠ざかって行く
本気になったら守れたか
それはわからないけど
いつかまた出会えたとしたら
絶対に守り切れるように
これから茨の道をがむしゃらに
走り続けて行くと決めた
振り返らないで
時にはくじけて
歯を食いしばりながら
涙も流しながら
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