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嘘
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作詞 ユウ |
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笑顔ひとつで愛を買える 君はそんな人だった
それを疎ましくも 愛おしくさえも思えた日々
何一つ漏らさぬよう 君は全ての穴を塞いだ
たった一つ忘れられた 隠せなかった小さな穴
夢と現の隔たりを
君と君との隔たりを
僕と君との隔たりを
見つけてしまったんだ
全て真実と言うのなら あの日の涙を取り消して
全てが嘘だと言うのなら 今この時を終わらせて
止まらない溜息が 部屋を鬱色に染めてゆく
別々の後悔を自覚しても 距離は少しも縮まらない
あの時の言葉の真意など 今となってはどうでもいい
ただただ今を越えること 他に残された術はない
冬から春のときめきを
初めての夜の幸せを
数多散らばる思い出を
否定されているようで
このまま続けていけるなら なかったことにしてしまえ
このまま続いていくのなら 涙も傍にいるのだろう
鏡の中の微笑にも どこか苦しさが付きまとう
自分を騙して 過去に笑われ
それでも全て嘘ではないと
汚れた純粋を手放せずに
全てが嘘だと言うのなら あの日の涙を取り消して
全て真実と言うのなら 今この時を終わらせて
僕が全てだと言うのなら 振り次ぐ日々に幸せを
君が全てだと言えぬまま 消せない嘘に溺れてゆく
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