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浮き世を渡る上手の歌は
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作詞 さとし |
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1、作り笑いの花を咲かそう
世はめでたい「自由」の天下
死ぬ権利 殺される権利
あつらえ向きの唄を聞かせて
まだ僕らは旅の途中だ
梶もなく 放された死海はまだまだ続く
浮き世を渡る上手の歌は
隠蔽も歪曲も捏造も
理に叶えよと謳われている
浮き世を渡る上手の宴
真面目も素直も一介の笑い話
2、答え合わせの日々を謳おう
右向け右 “バツ付け”の日々
初めから 希望なんてない
追いかけてた夢をつかんで
見え透いてる未来に夢を
櫂もなく しかたなさの濁流に流されて
虚無感と 恐怖とに抗う余力もない
浮き世を渡る上手の歌に
生活も教育も人生も
仕方ないよと奪われている
浮き世を渡る上手の宴
自由も理想も一介のおとぎ話
ひどい世界だって旅人が笑っていた
くそみたいだなって人生を笑った
僕は立ち止まって必死で考えたんだ
僕は立ち止まって必死で考えた
それでも生きる僕らの歌は
嘲笑も幻滅も風評も
撥ね付けてでも腐っちゃダメだ
無様に生きる僕らの今は
自分も未来も手放してたまるもんか
たまるもんか
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