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此処
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作詞 さとし |
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1、薄暗い押入れにかくれこんでは
ぼくのことをこっそり見ていたんだ
友達と楽しげにしゃべってる
ぼくの笑い声がゆるせなかった
好きだった夢に裏切られた気がして泣いた
誰だよって、誰だよって叫んだ
血反吐を吐くくらい“此処”が嫌いだった
止めろよって、止めろよって喚いた
ぼくが笑うことが僕を脅してた
だから僕は押入れに逃げた
2、ヒーローは迎合の名手ばっかで
平和ってのは差し詰め談合尽く
そんな折り合いだけの微笑が
ぼくの笑い声が許せなかった
信じてた夢が“夢”だったと分かって泣いた
消えろよって、消えろよって叫んだ
剥がれそうなくらい“此処”に爪を立てて
消えろよって、消えろよって喚いて
鏡をにらんでも“此処”にしがみついてた
ダッチワイフみたいな平和の蛍光灯の下で
ナイフはあまりにキレイな光を帯びた
いつも押入れは湿気がよかった
ぼくを殺すのに都合がよかった
消えろよって、消えろよって叫んだ
剥がれそうなくらい“此処”に爪を立てて
消えろよって、消えろよって喚いて
鏡をにらんでも“此処”にしがみついてた
止めろよって、止めろよって叫んだ
鏡をにらみつけていた
鏡をにらみつけていた
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