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堕ちて
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作詞 さとし |
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1、気付いてみればエレベーターの中
屋上に向かうエレベーターの中
まるで夢を見てるような気持ち
気付いてみれば屋上に来ている
「ここから落ちれば死ねるか」なんてこと
気が付いたら、ふと頭をよぎる
作り笑いのあいまに零れる悲しみを見せないように
微笑みだけをひとえに見せつけ何ひとつ見せないままに
気付かぬ間に消えてしまいたくなるのに
今夜も、恋に堕ちて、這い上がれず
2、気付いてみれば買いあさった薬
「どれくらい飲めば死ねるか」なんてこと
考えたら、ふと浮かんだ笑顔
溢れ出るような遠い日の思い出
気が付けば、更ける夜の黙の中
流離ってた、ただ行くあてもなく
この強がりのあいまに零れる寂しさを見せないように
微笑みだけを繋いでいるのにそれとなくわかってしまう
あなただけは心配させたくないのに
今夜も、愛を抱いて、縺れたまま
※ 恋に堕ちて、幸せに堕ちて、失くすことを怯えている
今はどんなに淋しくて、愛と一緒に死んでしまいたくても
ただ「好きだ」と告げることでさえ、時にためらう
夢に堕ちて、喜びに堕ちて、覚めることに怯えている
今はどんなに悲しくて、夢と一緒に消えてしまいたくても
ただ「愛(こころ)」をもらうことにさえ、時に戸惑う
愛じゃなくても、恋じゃなくても
君の傍にいたい、ずっとずっと
※ くりかえし
気付いてみれば、アクセルを吹かして
海岸沿いを飛ばして、暗闇へ
まるで夢を見てるような気持ち
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