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影
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作詞 boota |
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深いグレーの空から
ひとつふたつ
雨粒が落ちてきたころ
ベッドの上で泣き真似をする
幼いころの想い出を
あれもこれも
想い出すふりをして
窓の外に微笑みかける
テーブルに置いた小さな文庫本が
ほろりとめくれた…気がした
あなたの影が
あなたの匂いが
遠く遠く
流れていく
遠い夜空の果てから
ひとつふたつ
星屑が流れ落ちてく
すべてが消え去っていくように
輝いていたあの日々に
ほんの少し
少しでも戻れるなら
そう思って目を閉じてみる
ラジオから流れる懐かしい音楽が
ぱたりと途切れた…気がした
あなたの影が
あなたの匂いが
遠く遠く
流れていく
あたしの影も
あたしの想いも
すべてすべて
崩れていく
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