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狂想曲 -Knife to knife-
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作詞 Uumme. |
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答えの無い壁掛け時計
ことばを差し伸べて誰か僕らを
とめてください
むかし目が覚めるときこえてくる
チクタクささやき嫌いだったけど
いまはそれで生きてるから
仕方が無い
薬のようなもの
ことばで目印をつけた場所から
四肢がめざめるんだろう
ありあまる幸せに恐怖してた
あの頃
何かできるはずのナイフが
武器になってた
柔らかな肉ばかり好む
ことばがナイフだというなら
つつんでください
むかし鉛筆を削れてた指先が
文字の雨降らす硬い雲
どこに降らせばいいゲリラ
進化してるの
単純だった頃より人の脳
愛がことばを語らせたのか
文明めざめるまえから
ぼくたち愛し合い繋いできてた
なのに
愛ってものは何時でも
産声あげて凍えてる
(秘なる声は悪魔の囁き)
(獣か人か聞き分けない)
いま目の前で悲しむ君は
ぼくといるせいででしょうか
生きてることだけよろこべない
剥き出しの欲求になす術は
早く薬を作ってください
見えない内部にいちばん効果的なのは
慈しみの双眼
ずっと甘やかし続ける悪魔
一日中数え切れない
幾千の満ち引きが
繰り返されている僕の中
なのに国境を越えて
戦争があるというの
狂いそう
いたまない戦争によって
毎日はたしあう
ぼくを殺したがる欲望と
ぼくを生かしたがる水の流れ
辛うじていつも降りてくる
きみの手が天使だって
未来は囁いているのかさえ
もうきこえなくなっていた
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