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ティラミス
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作詞 ちく兵衛 |
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何百年 何千年まえのここの景色は
いったいどんなだったの?
環状線 高層ビルなんてなくって
それでもさ人は生きていた
別に今さら全部壊そうなんて
言ってるわけじゃないんだけど
大切なものを捨ててまで
僕らが手にしたかったものって何なの?
この街が辿る道のりは
進化か荒廃か
どうして人は心の中では
わかってることも守れないんだろう
大事な場所も 愛してた日々も
もしもそれが感情のせいだと
言うのならば なんて残酷なの
喧騒の中で掻き消されていく
叫びにだれか気づいて
少年の頃はいつだって早く大人に
なりたくて憧れて
夢中で理想を描きまくって
それなのに今になってさ
「あの頃だったら・・・」
なんて言ったりもして
こんなはずじゃなかったのにと
歳をとる度に誇らしげに
胸張りそのくせ子供みたく争ってる
信じたくないけど それが人
君もこの僕も
代わってく世代 変わってく世界
自由を求め結果縛られてる
ほろ苦く甘い 通うあの店の
変わらない味を今日も
どうして人は心の中では
わかってることも守れないんだろう
大事な場所も 愛してた日々も
この味だけは変わらないでいて
何十年先も僕は食べていて
さわやかな苦味 淡く沁みる甘味
人は前を向いて歩くもの
過ちばかり繰り返しているけど
喧騒の中で掻き消されていく
叫びにだれか気づいて
早く気づいて
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