|
|
|
クレヨン〜最後の色〜
|
作詞 ちく兵衛 |
|
幼かった僕らは 間違いだらけで
あの日 架かった虹の絵は
1色 足りなかった
あれ以来 幾つもの夢を捨ててきた
大切にした 玩具さえ
どこかへ 消えていった
明日を見ようとした
それだけで精一杯で
ただ明るさを表現したかった
12色のクレヨンで
丸いはずのお日様は 渦巻いて
水色で描かれた 雨だって そう
鮮やかな季節だった
黄色い花びら 真っ白な雲
今なら何色で描くんだろう
何かを知るかわりに 何かを忘れる
それなら僕ら あの日から
知りすぎていたんだね
グレーのクレヨンは
いっこうに長いままで
誇らしくって ちょっぴり微笑んだ
絵の中の僕みたいに
あのころの僕が描いた 僕自身は
どれも真っ直ぐ僕を 見つめてる そう
何よりも輝いてる
とても上手いとは言えないけれど
きっとね 今の僕では描けない
見つけ 失い 知って 捨ててきた
今も きっと これからも・・・
丸いはずのお日様は 渦巻いて
水色で描かれた 雨だって そう
鮮やかな季節だった
黄色い花びら 真っ白な雲
今なら何色で描くんだろう
6色のクレヨンで 描かれた
虹の絵 今の僕は 最後の色を
何色にするんだろう
きっとこの虹は これでいいんだ
僕らの未来はまだ続くから
|
|
|