|
|
|
創-キズ-
|
作詞 鈴音 春 |
|
あなたの言葉で傷付いたから
あたしの言葉で傷付けようとした
あなたの行いが裏切りだと思ったから
あたしの行いで裏切ろうとした
それでいいと思った
「嫌われるのなら、あたしから嫌ってやる」
そう思ってた
あなたの笑顔が傷口に染み込むから
あたしは泣いて傷を癒そうとした
あなたの優しさが心に突き刺さるから
あたしは怒ってその針を抜こうとした
えぇ、本当は違った
あたしは傷付いてなんかなかった
あたしはただあなたに振り向いてほしかった
ちょっとでもいいから、あなたの心にいたかった
あなたにかまってほしかったんだよ
あたしは泣きながら謝った
ごめんなさいと何回言っただろう
何回言ってあたなにはきっと伝わらないだろう
あなたはもう地上にはいないから
心の傷が体の創に変わってあなたを蝕んだから
あなたは星になってあたしを嘲笑っているんでしょう?
「今更気づいたのか」って呪う様に見下ろしているんでしょう?
あなたに出来た創をあたしもつけた
あなたの痛みを解ろうとした
ねぇ、あなたとおそろいだよ
この創はあなたを一生忘れないために自分への戒めのつもり
なんでかなぁ
この創であなたは死んだのに、あたしはまだ死んでないよ
きっとまだまだあなたの痛みを解ってないってことだよね
もっと……
深く……
もっと……
強く……
もっと……
|
|
|