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ほんの少しの勇気があれば
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作詞 秋岡 想 |
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私にほんの少しの勇気があれば・・・・・・
私にほんの少しの勇気があれば、あなたと手を繋ぎたい
秋風に吹かれベンチに座って何も言えない二人
私は膝においていた手を恐る恐る少しあげた
あなたも少し手をあげた
二人の震える手
私とあなたの指が少し触れた
二人、沸騰した薬缶に触ったかのように手をひっこめた
うつむいて 顔を紅葉に負けないくらい真っ赤に染めて
逃げたい気持ちになる
だけど やっぱり 逃げる勇気もうつむくのをやめる勇気も
そして手を繋ぐ勇気も今はない
怖い・・・・・
その言葉だけが頭をよぎる
あなたはどう思ってるのかな?
ホントは甘いくちづけだって
弾むおしゃべりを楽しんだり
バカみたいなことしたいって
ホントは思ってるけど・・・・
やっぱり、ちょっと勇気が出ないんだよね
どうしてなんだろう 言ってみれば簡単なことなのに
妄想でならいくらでもできる
けど
やっぱり現実ってそんな風にはできてないんだね・・・・
家に帰ったのにまだドキドキがおさまらない
ふと携帯に目をやった
マナーモードにしていた携帯が震えた
あなたから、メールがきていた
「さっきはごめん。恥ずかしくて」
たったの二行だったけど、いつものように絵文字も入っていなかった
いつもなら「。」なんてつけないのに
多分、送信のボタンを押すのに時間がかかったんだろう・・・・
軽く笑みがでた
なんでだろう 緊張がほぐれたというか
何かあったかい気持ちになった
表現できないけど
とっても優しい、何かを感じた
だけどやっぱり返信できなかった
私は何もいえなかった
やっぱり勇気がない弱虫
自分が嫌になる
返信もしてないのに
マナーモードの携帯をじっとみる
はやく震えて
はやく・・・・はやく・・・・
あなたから、メールがほしい
声が聴きたい 顔が見たい
今すぐ会いたい・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・
ワタシニホンノスコシノ、ユウキヲクダサイ・・・・
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