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少女エイティーン
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作詞 守田晃 |
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少女は全てが崩れ落ちるのを感じた
目の前はブラックアウト
心の中で砂漠のような風が吹き荒れた
残ったものはひとつだけ
なりたい自分になりたい夢
誰も信じられないとは言わないけど
それだけを頼りに生きている
ボロボロの自分をどうにかして
もう一度笑わせてやりたかった
少女は声を搾り出して歌った
もうひとつしか望まない
何も残ってないなんて信じないよ
これ以上傷つきたくないの
守る殻を無くした今では
少女には全てが自分に対して
牙を剥いているように思えた
怯えることはやめてなんて言葉には
何よりも太いトゲがあることを知った
少女にはそれが成長の証だなんて
わからなかった わかるはずもなかった
良い悪いで物事を考えられるほどの
冷静さは風にさらわれていったから
このままじゃダメだと
自分に鞭を打って目を醒ました
傷だらけの自分をどうにかして
幸せにしてやりたかった
少女は声を張り上げて歌った
いつまでもこんな闇の中に
いるつもりはないんだ
何にだって立ち向かってやる
守る殻を無くした今でも
闇の向こうから手をふる人に
名前を呼ばれた
涙なんて渇いてしまった心に
花が咲いた
夢見る少女エイティーン
闇のトンネルを抜けて息を吸った
新しいフィールドは想像を超える
喜びをもたらしてくれた
夢見る少女エイティーン
トンネルを抜けた今だから出会えた真実
闇の中にいた自分が今の自分に
喜びをもたらしてくれた
トンネルの前の負の感情に
今はもう色はついてなくて
変わらないものはひとつだけ
なりたい自分になりたい夢
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