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些細なこと
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作詞 その5 |
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きっとこの痛みだって
時が経てば治って
その理由も忘れて
また同じ事を繰り返す
誰かが残した遺物だって
どんなに偉大であったって
いつかどこの誰もが
全く忘れていくんだろ
そうやって進化してきた
僕らなんだろう
君だって所詮同じさ
その深い傷だって
誰かにとってはただの何か
認識さえもされぬ速さで
治って消えて無くなる
きっと誰の存在も
そうやって消えてしまう
記される記憶なんて
とても曖昧なまやかしになる
大層な理由で付けた傷も
どんなにもがき苦しんでも
今すらきっと他人には
全く関係ないこと
そうやって生き長らえた
僕らなんだろう
誰だって所詮同じさ
この浅い悩みだって
人にとっては無駄な何か
放出さえも許されぬ膿
吐いては捨てて再発
この繰り返しこそが
人だから
でもそれでいいんだと思う
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