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水彩
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作詞 1072 |
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見つからなかった淡い夢を
涙でぼかして消していく
何かを手に入れる嬉しさは
消えていく悲しさにかき消されて
線を描いては白く塗りつぶした
色がはっきり映らない
もう何回叫んだんだろう
もう何回ドアに手を伸ばしたんだろう
意味は無いんだって知ってたよ
何回声を出したって
何回喉を掻きむしったって
僕らは曖昧な存在のまま
何度も重ねて絵の具足したって
輪郭がはっきりしないんだよ
色の境界線をきっちり理解できるのなら
教えて
探していた夢が見つからないよ
始まりの場所を教えてよ
涙を重ねて日々を思ったって
指の間からすり抜けるんだよ
思いを取り逃さないうまい話があるのなら
聞かせて
始まりの場所を教えてよ
教えて
絵筆を握る僕はえらく小さいけど
まっすぐ描けばなにか変わるのかな
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