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雨
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作詞 こむいち。 |
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雨が降ると
肌寒くなって
君を思い出しそうになる。
変な緊張感と
破れた傘が
僕を少し強くしてくれる気になって
君を思い出しそうになる。
雨が降ると
だんだんと晴れていって
七色の不思議まで表れて
その素敵さに
雨が降ったことを忘れそうになる。
小さくなっていくばかりの水溜りだけが
雨の記憶を知っている。
思いなんて
形はないのに
どうしてこんな残っていくのだろう
雨みたいに
繰り返し煌いて、忘れられて
でも、もう其処にはないのに
どうしてこんなに残っていくんだろう
雨が降ると
肌寒くなって
君を思い出しそうになる。
君は僕を思い出しそうになってくれているだろうか
なんて情けなくて言葉になるわけもなく。
変な緊張感と
破れた傘と
僕と。どう見えるか聞きたくなって
また
君を思い出しそうになる。
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