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君は気だるい夢の中
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作詞 あくたがわ |
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子供みたいな顔で 寝息立てて
ベッドを独占してる君
蚊帳の外でひとり タバコ吸ってみる
肺に詰まって少しむせた
背伸びをし過ぎた罰はこれだけ
具体的な痛みにもならずに
近くもない未来蝕んでる
君に殺されるならそれでいい
それでも憎めないから
思い切り今 背中蹴飛ばしたい
柵のないベッドを転がっていけ
止まらなくても構うもんか
「こんなところで終わっていいの?」
君は少し驚いたような顔で
次の言葉を待っていた
沈黙を嫌ってすぐに目を逸らす
君が見逃す筈もないのに
白とは言えない天井を見ていた
思いが染み込んで
滴になって垂れてきそうさ
懐かしい匂いと一緒に
たちまち二人は夢の世界に
置いていきたい悲しみばかり
選んでリュックに詰める
シンプルにならないこともある
恥は忘れた 旅にならないから
諦めることばかり
すっかり元気をなくした鉢植え
いつか 君の口を潤すその実も
今はじっと夏が来るのを待つ
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