|
|
|
SCENES
|
作詞 卓弥 |
|
真っ白になったページの端
僕はまたペンを握りしめ
書き足そうとした その始まりに
懐かしい文字があったんだ。
空を見上げて思う ベランダにささる陽射しの
煌めきやその光源は 本物なのかな
誰も居ないこの部屋の 静寂は物悲しくて
何度 思い出そうとしても 浮かびやしない
永遠の... 終わらない愛を誓ったよね
あの景色が本当の記憶なら 今 なぜ君はここに居ないの?
どこにも見つからない君の姿
あの優しい温度はもう感じられない
瞳のずっと奥では まだ愛しく笑ってるのに
儚いね
もうどこにも居ないなんてね
行く宛もなくて でも体はどこか軽くて
何気なしに外へ向かう 導かれるように
思えば何も感じない 風の匂いも感覚も
ずっと歩を進めても 疲れもしない
すれ違う 人達はどこかそっけない
僕に目を合わせてさえくれない まるで僕が見えてないように
誰にも見つめられない僕の姿
どこかで気付いた けど認められない
今もこうして僕は 淋しさを想うのに
冷たく
愛しいあの笑顔が見つからない
もう消え去ってしまった過去
僕の時間は永遠に止まり...
それでも忘れられないままの
愚かな僕は さまよっている
景色の中にある多くの物
やっと気付いた その全ては忘れ物
心にしまい込めずに はみ出していた思い出
何もかも
もうここには失くなった
どこにも居るはずのない君の事を
ただ探しているよ 宛も定まらずに
瞳のずっと奥では まだ愛しく笑ってるから
そのまま
あの時と何も変わらずに
真っ白になったページの端
小さく縮こまった言葉に
書き足してしまった 小さな言葉
幸せな時間を ありがとう。
|
|
|