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IT OBTAINED, WHILE LOSING.
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作詞 卓弥 |
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こんな物語だと知っていたら 僕は辞めていたのかな?
産まれる前に全て 知れたとしたら
産まれても来なかったのかな....?
This is a start of the world end story...
E.P. 1
眩しい陽が照りつける 第一章の始まりは
やけに快調だったんだ
それなりの仲間と それなりの体調で
いつものように自転車を走らせた
喧嘩の多かった両親は落ち着いてきて
並の夫婦関係がやっと確立
あまり話さない妹と音楽を通じて
友達みたいに談笑するようになった
Ah... この先に 何が待っているか分からない
だから迷う事も悩むこともなく好き放題
それで満たされたのかどうかはどうでも良かった
Wake up this world. 今日も目覚め
何気無く 日常の中
朝のテレビで暗いニュースが流れても
当然のように人事 食パン齧って
Let's out side...
E.P.2
未知なる風吹き抜ける 第二章の始まりは
巨大な黒い渦中
多くの命が飲まれた 天変地異が
日本中を恐怖と悲しみに陥れた
でも僕に出来る事は何もないと
無意識に放り投げ気にもとめない
兎に角自分の新しい日々に不安定で
一人きり抱え込んで逃げ出していた
Ah... どうにでもなれ 今は何も考えたくない
そしてやるべきこともやらずに好き放題
なんとなくそれなりに日々を楽しんでいた
Wake up this world. 今日も目覚め
何気無く 日常の中
被災地へ救援を急ぐ逞しい姿を
眺めながら紅茶啜る 僕は今日も遊ぶ
Let's enjoy free...
独りきり歩く僕の 寒がりな手を握ったあの日の君
教えてくれてたんだね....。
E.P.3
凍てつく寒さ漂う 第三章の始まりは
淡い片想い
その相手はネットで知り合った 年下の人
声しか聞いてないけど 一目(耳)惚れで...
しかもまさかの男子っていう(苦笑)
僕にそっちの気があるかと問われれば
無いと答えるけど 彼はなんか特別に
愛しくなれる要素があったんだ
Ah... でも好き故に小っ恥ずかしくて
いざ話そうとしても callできないんだよ
もどかして仕方がないけど 片想い楽しんでいた...
Wake up this world. 今日も目覚め
厚い布団の中 君を想う
降りかかる現実が嫌いだ、と書き殴り
目を背けて画面の中ばかりを...
Watching everyday...
話が逸れたが.....第三章は最終章なんだ。
彼への片想いに夢中で忘れてたけど、
2012年が始まってしまっていたんだ。
モノクロの景色で.... どうしようもなく
焦っていたの? 流されていたの? 自分に正直過ぎて空回りだった僕の人生-モノガタリ-
Regret is repeated... いつか書いた詩
己の内晒した言葉は 妙にすらすら書けて
弱さを象徴したあの少女の影...
自分の代表作にしたいと思えたその詩を...
覚えてる。忘れない。忘れない。
やがて暖かい春 訪れて色んな事を知る
置いてきぼりだった僕の現状
変わりつつあった あの彼の環境
それと同時に知る.....
誰もが急激に変化している
当然にやってくると理解してた
"変わらない明日"が限られてきているんだって
あぁマズイな...こんなはずじゃなかったのにな.....
Flowing limited days.....
眩しい陽が照りつける ある夏の日にさ
計画をしていたんだ
少ない持ち物と 小さい鞄持って
久しぶりの自転車を走らせた
思えば久しぶりに通るこの道
夜を迎えた僕は暗い道を
風を受けながら颯爽と走りぬける
「今夜、星を見に行こう」僕の小さな計画
Ah... この先に 何が待っているか分からない
暗い夜だし 無事に着けるか不安だけれど
不思議と何も恐れて無かった 迫り来る"その日'のことも...
もう今更何かに 一々恐れてたくないんだよ
独りきりたどり着いた場所.....
Look up at this night sky. 何が見える?
少ない星たちが 小さく笑う
正座も流星群もなんも無いんだけど
何故だか心地よくて見上げてた
Look up at this night sky. 見てみよう
この夜空の先にある本当の世界を。
相変わらず子供みたいなお話信じて
指絡めて願い込めてた....
"明日また、生きれますように"と...。
今確かに僕は 独りきりで此処にいるんだけど
気付けないほどそっと あの日の君が手を繋いでくれた。
Look up at this night sky. 思い出せる?
今まで流した涙の場面を
僕には無理だけど 今確かに分かること
こんな涙流した日はないよ
Look up at this night sky. 何が見える?
見えもしない君が 優しく笑う
正座も流星群もなんの彩も無いのに
何故だか切なくて涙止まらなかった
Look up at a tomorrow world. 見続けたいな
この夜空の先に待つ変わらない明日を
例え全然成長してなくったって
僕はもういいんだ...
明日また逢えたら。
僕はそれでいい...
明日また逢えるから。
あの日寒い夜道で 君が居てくれたから
まだ生きていたいと想えたんだ
あの日あの時あの場所で 優しい君がいたから.......ah.......
最期のその日まで 歩いてゆこう
これまで投げ出しそうになった 日々を全部引っ括めて
その"最期の日"に言ってやろう。
「最高の物語だった」と......
Epilogue...
また冷たい季節が 世界を包む頃
全てが飲み込まれ 虚無に変わった
人の儚い営みは 吹き消された
こんな物語だと知っていたら 僕は辞めていたのかな?
産まれる前に全て 知れたとしたら
産まれても来なかったのかな....?
答えは分からないけど 今一つ言える事
短い時間の中で 終わりが訪れると知っても
僕はその物語を 歩みたいと言うだろう。
いつかの歩んだ 彼の様に......
Lost end.
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本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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