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ナグサメノカフェ
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作詞 卓弥 |
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カランと鈴鳴らし 足を運んだ
心にモヤモヤの霧抱えた 黒の君
定まらない視線の理由は
耐え抜いた孤独の所為さ 辛かったろう
どうぞ腰掛けて 今日は特別に奢るよ
その心に合う慰めの味を差し上げる
君は口を開けず乾いた唇
哀れみの感情抑えて このdrink差し出す
恐る恐る口付けて味見を繰り返し
やがて喉鳴らしながら飲み干した
それから流れる様に出る 君の言葉を
一つ一つ逃さず聴き込むんだ
衝動に別れがあって 悲しく長い旅を
歩いてきたんだ そうなんだ 「君はホントに偉いね」
溢れ出す負の旋律 とめどなく流れるそれは
激情を抑え続けた その努力を 確かに物語っていた
恐れずに語りかけて 恐れずに受け止めるから
どんな時にでも 思い出せばいい その心に在る筈の大事なモノ
忘却の波が襲って 全て流されてしまったら
いつでも此処に来て 肩の力を抜いて 夢見心地でおいでよ
寒さに凍り付いた心
深く深く気持ちが沈んでも
投げ出さないで 自分を責めないで
その笑顔 無駄にならないように 春はちゃんと来るから...
お洒落なコート ポケットに手を入れ
笑顔作り着飾っているのは 黒の君
泳いでいる視線の先は
親しい友人でさえ知らない 想いの場所
暖かいだけのホットミルクで君の肥えた喉を
満たせられるか分からないけれど
とても優しく綺麗好きな 君の感想は
「すごく美味しいよ」の一点張りだ
本当に好きだった物を 投げ捨てられるように
成長してきて 忘れて 愛しい気持ちが薄れて
零れ出る涙の雫 あの悲しい思い出は
ずっと忘れないのに... そんなもんか。 上書きされて行くんだね
もしも一瞬の内に 全てのあらゆる人と
親友に なれたとして はたして楽しく生きられるかな
惜しみない不満の連続 ぶつかり合ってもそれじゃ
新しいコトを 生み出しやしない 成長もないだろう...?
衝動に人を傷付けた あの少年だって
謙虚だったんだ 真面目なんだ だから溜まるモノがあった
溢れ出す負の旋律 とめどなく流れるそれを
抑え続けるのも 才能の内さ 今苦しくても いつか....
迷わずに語りかけて 真っ直ぐに受け止めるさ
どんな時にでも 思い出せばいい その心に在る筈の大事なモノ
忘却の波が襲って 全て流されてしまうこともあろう
それでも我慢だよ そしてまたいつか 傷だらけでもおいでよ
その心を癒す ナグサメのteaぐらい すぐに出せるから...
迷わずにおいでよ。
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