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THE NAMELESS WHITE
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作詞 卓弥 |
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悲しみの思い出を 掻き分けて辿り着いた先
其処にどんな景色を望むの
ありふれた夢 望むのが本心か
解らないまま ただそれを追いかけていた
背負ってきた物 何も無くたって 体は軽くなんかならない
全てをかけて 積み上げて来たって 突然に崩れ出したりする
言葉にするほど歪んでゆくから
言葉に出来ず 抑えていた
僕はいつでも 先を見れなかった
それを過去の所為だと云うのも
もう辞めようか
広がった視界は霧に霞み 掠れて見えない
誰もが其処へ足を 早めて行く
望みの軽薄な僕が望んだのは
名も無き虚空の白い夢
未だ誰も知ることの無い 不確かなもの
降り積もる思い出に 浸って目を塞いでいたい ずっと
映り込む景色を恐れていた
ありふれた夢 追いかける事も
滑稽に思えて 足を止めてしまった
掲げた物は無いよ 両手放しで 何処まで歩けるかを
試すかのように 浮遊感の中浮ついた自分を支えていた
言葉で一つで目の前の景色が
鮮やかに映えるか否かを知る
僕はいつでも 先を見れなかった
俯いて唱える暗示の時間なんて
まるで無駄だった
一雫落ちた水溜りの膜は破れて
未知の闇が限り無く覆い尽くす
望みの薄いあの空に想ったのは
やがて訪れる"終わり"
この心の奥で密かに 刻まれていた
誰かの真実も 誰かの欺しも
ひとえに無価値さ... 掻き消そう
広がった視界は霧に霞み 掠れて見えない
真意はいつでも 自分で変えてゆく
月の輝きにも似た唯一の光は
名も無き虚空の白い刻
この手で掴んだ事の無い...
未だ誰も知ることの無い 不確かなもの
今 目前に広がる
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