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蛇苺
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作詞 卓弥 |
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聞き慣れない 君の言葉 痛く胸に刺さり
今 どんな返事 返したらいいだろう
くもりの この空は この道を 通る時いつも
決まって 霞んで覆う色 薄暗くて 心地良くて
流れる ように歩いて 君の家へ ぽつりぽつり、と
小さな紙切れ 片手に ゆるい斜面 坂道を歩いてく
途中 壁に伝って 生っている蛇苺を
見る度に思い浮かぶ 愛しいはずの笑顔
逢えばいつも 君の笑顔 見れると思うから
今 淋しげな 君を目の前に 何が言える?
聞き慣れてた はずの声が 馴染み無い掠れ声
また 明日も見舞うよ おやすみ...
真昼の 勉学 部屋中に 響き渡っている
声の主に 視線さえも向けずに 見ているのは 空いたあの席
君が居ない間の 空虚な8日間は
今までよりも強く 想い続ける事増えた
話がしたい あの笑顔 忘れてしまう前に
今 逢えることだけ 考え時を流れてるよ
聞き慣れてる あの声が もう薄れ始めて
Ah...明日こそまた 一緒に行こう
あの道の...
途中 壁に伝って 生っている蛇苺が
枯れていて予感を運んだ 君へ走り出した...
何度離れても ここに来れば 逢えると分かってるから
今日も 相変わらず あの坂道を駆けて来た なのに
冷たくなった 君の寝顔 見ることになってしまった
今 静かすぎる 君を目の前に 何が言える?
聞き慣れてた あの声が もう二度と聞けない
そう、思うと溢れてきた
枯れたと思っていた 涙が
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