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梅雨
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作詞 卓弥 |
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出会いは突然と云うけれど 別れも同じでしょう
君を失くした昨日が 出会った時の様に感じた
互いに優し過ぎたかな 傷付ける事恐れて
別れも告げず去ったのは 窮屈で疲れたからだろう
相々傘した この傘
今は日傘担当 当分使わない
足音揃えて 鳴らしたブーツも
底が剥がれて お役御免
そうやっていつか 忘れるであろう最愛は
今でも変わらず 最愛です
さあ、雨夜降れ 洗い流せ 渦巻く憂鬱を
曇り空は 僕を見下して 涙一つ落とさず
僕の涙 嘲笑いながら 咲いた傘の数 裏切る
出会いは必然?なら教えて 別れも確実にあるの?
君を失くしたあの日を 今日までずっと 疑い続けてる
てくてく歩き 手を繋ぐ
小さなランドセル二つ さえも羨んで
頭の中探って 幾らか遡り
見つけた幸せな記憶に 君がいない
だから何か一つ 小さな事がキッカケで
思い出しそうな恐怖も 無いんだ
もう 見れない ほど濁り ぼやけてゆく記憶
汚したの?汚されたの?分からなくて
透明なのは 唯一流れる涙 枯れ果てる迄 零れる
忘れたい もう忘れて 消えたい
嘆き願うは夜空 星も見えない曇った夜
仄かに香る雨の匂いが 梅雨を知らせた
君よ 消えて 五月雨と 共に洗われて
この空の向こうで笑ってる 君想うと痛い
さあ、雨夜降れ 洗い流せ 全ての憂鬱を
だけど空は こんな時に 涙枯らしてるんだ
そんな空と 対象に頬伝い 降る涙の雨は 止まない
傘もさせない
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