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Lukewarm rain
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作詞 卓弥 |
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寒さに震えるなら 暖かい水を浴びよう
今より苦しんだ方が 今を綺麗に消せるから
「誰より...」と重んじたあなたへ
今も同じ言葉 言えますか?
便りの取れない日々を越えて
送られてきた 不穏な誘い
待ち合わせの その場所へ
無我夢中で駆けた
待っていたのは貴方ではなく
身を濡らす 生温い雨
思い返せば ほら 蝶のように舞う 黒い断片
明日も同じ様に 見えない貴方の影 想いながら
枯れてく私という花を 嗤って
自虐的な終わりを 迎えるの
雨に打たれて
誰かが言ってた 儚く散るものだって
その方がいいとも 思ったけど
未練がましい愛憎を肥やして
ただその命を 奪おうと...
隣を誰かで埋めようなんて
考えも出来ない程に
加速するのは穢れた思惑
身を濡らす 鮮明な赤
思い返せば ほら 幸福とも取れる 鮮やかさ
いつからかそれは 真逆の色に染まり 戻せなくて
込み上がる内なる狂気を 抑えられず
錆臭い終わりを 与えるの
雨の様な
寒さに震えるなら その根源を消しましょう
最愛だったその唯一を どうかこの手で葬りたい
貴方が居る あの場所へ
上の空で駆けた
待っている筈の貴方を洗う
身を伝う 生温い雨
振り下ろせば ほら 泡のように舞う 紅い粉粒
綺麗だねって 笑い会える相手は もういないけど
独り悦ぶ私を見る 貴方の目は
惨めな己の最期 哀れむ様
思い返せば ほら 蝶のように舞う 黒い断片
明日からはもう 消えた貴方の影 忘れられる
枯れそうな私という花に 水を与え
新しい朝を 迎えるの
生温い 雨に打たれて...
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