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ポーズ
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作詞 卓弥 |
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デリカシー的な事は 避けてストレートを
だけど誰も気付かず 君さえも遠退く様で
眠気が誘う座席の 揺れる心地を受けながら
斜め前 左通路側の君をじっと眺めて
風光明媚な景色が 右の窓に映っても
ジト目を逸らさず その一点を見つめている
怪しいかな
時よ どうか 止まってくれないか
凍り付いた時間が ここにあれば
君を目前にして楽しめるだろう
それはどうしても無理だから
後ろ姿だけでも この目に納めたくて
必死で焼き付ける 表情は複雑に
次元違いの君は笑う その形容出来ないほどの
笑顔が愛くるしい
歩き疲れた足を 腰を下ろし休ませる
視線の先 偶然にも居た君をじっと眺めて
才色兼備な魅力を 誰も知らなかったら
高嶺に咲き誇る 君を独り占めできる
危ないかな
今よ どうか 永遠になれないか
隔離された空間が ここにあれば
君と二人だけのスイートルームさ
それは流石に無理だろう
面と向かって話せたら ありきたりを願うけど
敢えて手つかずに 他人行儀で
内密な好きがある その絶妙な距離感が
いいよね キュンとする
時よ どうか 止まってくれないか
麗しい静止画よ 舞い降りてくれないか
動けなくなってもいい
勝手なことだけど そっちがその気じゃなくても
見えない両手で 逃げないように 護りたい
デリカシー的な事は 避けてストレートを
だけど誰も気付かず 君さえも遠退く
詮索が行き過ぎて 粗を見つけるぐらいの
関係になりたい
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