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白銀
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作詞 卓弥 |
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気休めの 挨拶を交わし 乗り込んだ
後部座席 温もりが私を迎えた 特別な夜の事
グラス揺らして 冷たい音をたてる 右手制し
約束よ、と 念押した 宵 聖夜の灯り点す
暗闇に映える 都会景色が目障りになった
今日 染まれば 享受できた筈の期待 無念に終わる
あなたとの距離も近づいて
一番目 それに 当てはまらないと知って
ずるい、と置いていった あなたもずるいでしょう
受話器越し 聞き取りにくい 嘘の数
躊躇忘れ 真に受けた優しさを知らぬ 純情な狡い人
星空に映える 冷めた輝きを美しく思った
今日 染めずに 汚れ仕事好む目つき 取り払って
這わせた刃 綺麗に拭う
一番目は まだ 当てはまらないと知って
騙して見限った 私は泣くでしょう
舞台降りた彼 後ろめたい背中に涙した
今日 新しい 道を歩めるのでしょうか 振り返らず
随分 距離は遠ざかって
白銀 それに 委ねたい悲しさ全部
温度を無くしても
一番目 それに 当てはまらないと知らずに
ずるい、と 投げ捨てた あなたは泣くでしょう
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