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夏請い
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作詞 卓弥 |
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飢えた日々 嫌い 僕が来た
夏夜の下 夏祭り
群れる人混み かき分けて・・・
そんなこと できなかった
吹く風に 孤独 覚えた
夏請う 僕 賑わえない なのに
闇の中 探す 古い友の影を
行く先 定めず
歩む意味の無い この旅路を 馳せ抜けた 月夜
蔑むべき後悔の過去 捨てる場所 探して
風に遊ぶ伸びた前髪 切り落とせば 泣かずに 済んだ
だけど 縋る気持ち 失せなくて 夏に 答え 求めて
会わない日が 続けば 彼も忘れるでしょう
記憶に 潜む 闇の中の 僕が
夏請う 夏夜の 今日の日を どれだけ 待って 待って 待って---------------
行く先に いる者
前を走っていた その先駆け 頼っていた 友を
誓うべき独りの努力 慣れないそれに 疲れて
風に身を任せた体躯 切り離せれば どれほど 楽か
前へ 踏み出せず 怖くて 夏よ 采配 司って
会うことのない 僕らは ただ祈るでしょう
犯した 罪と 知人への 憎悪が
夏請う 月下の この場所を 離さず 抱いて 抱いて 抱いて--------------
行く先に ある問い
罪深い この夏風邪に 一矢報いる 指先
必死に 請う 許しを
赦してくれる 古きに日の故友よ 今
償いの鐘は 鳴り響かせました
この心 お察しされたのならば
再会の鐘を さあ 響かせて
会うための 祝日を ここに催すよ
独りで 俯いた 肩に差し伸べた
懐かしい温もりの 手を
夏請い 今宵よ 永遠となれ
明日という 煉獄よ 訪れないで
空に舞う 色彩の きらびやかな 慰めの 花火よ
夏請う このまま いっそ永遠に 暗闇に 輝って 輝って 輝って--------------
行く先に 君がいる
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