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『 Sia my Sia 』...『 ボクのシア 』
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作詞 Light・Color・A・Epoch |
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大兄妹の末っ子、シア。
泣き虫、弱虫、駄目なシア。
いつも彼らにからかわれてた。
だけど、たった一人だけ...
シアを一人のレディーの様に...優しく守る、兄がいた。
彼がシアの名を呼ぶ時...彼は必ず、こう言った。
『 Sia my Sia 』...『 ボクのシア 』
『 Sia my Sia ... 野山の花を摘みに行こう。』
『 Sia my Sia ... 泣かないで...。』
『 Sia my Sia ... 今日は一緒に本を読もう。』
シアは毎日、幸せだった。
寝ても覚めても隣りには、優しい兄がそばにいたから...。
だけど時代は二人を裂いて、兄を戦地で枯れさせた。
悲しむシアに届いた手紙。
はじまる言葉は、優しかった。
『 Sia my Sia ... ボクのシア。
ボクが死んでも、どうか悲しまないでいておくれ。』
『 Sia my Sia ... ボクのシア。
どうか、涙を流さないで...君には笑顔が似合うから。』
『 Sia my Sia ... ボクのシア。
幸せになると、約束して...。
ボクの未来の幸せを...ボクはシアに捧げます。』
シアはそれから、幸せでした。
兄との約束を守り続けていたから...。
シアが守った兄との約束。
大好きだった、その言葉。
『 Sia my Sia 』...『 ボクのシア 』
シアは今日も、口にする。
大切な人の傍らで...
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