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居場所
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作詞 Light・Color・A・Epoch |
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例えばそれは、こんな事。
何の前触れもなく、唐突に。
全く意味を持たないまま、急激に。
突然、顔を現した感情。
訪れた理由さえも、今ではわからぬまま。
《 孤独に・不安に・震える侘しさ 》
アタシはそれから逃げたくて、アナタの背中を捕まえるんだ。
ちょっと擽ったいのかな?...アナタは少し苦笑い。
テレれて、笑って、“どうしたの?”って言ってくる。
だけど教えたくなくて...黙ったままで、腕の力を少し強めた。
アタシの腕にそっと触れて“この手を解いて欲しい”と言う。
アナタの言葉に逆らって、アタシの口はそれを断る。
アタシの腕を柔らかく抱いて“そんなに背中の方がいい?”って...
アナタの言葉に声が詰まって、アタシの口はそれも断る。
―――なら、ほら...。
アナタは軽めに腕広げ、アタシをぎゅぅってしてくれる。
“これでやっと見てくれた”って...
ホンの些細な言の葉に、アタシのほっぺが色付きそう。
何があったかって聞かれても、別に何もありはしない。
理由は、アタシが知りたいくらい。
ホントに何もなかったから...理由なんてココには無い。
嘘
アナタが放つ、迷わぬ声。
寂しいって書いてあるよ?
アナタが食入る、アタシの顔。
今、なんだかとっても情けない。
どうして、かな?
...わからない。
今、なんだかとっても恥ずかしい。
わから、ない?
(......コクン)
アタシってこんなに弱い人?
だったら、ずっとこうしてる。
寂しい気持ちが消えるまで...。
アナタの腕は、強さを増した。
ココは、なんだか、心地よい。
...だからそばに、いてもいい?
黙ってアタシは頷いた。
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