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世界を創るモンスター
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作詞 紗散 画宮 |
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また夢から覚めた いつもの午前4時過ぎの空
半透明ガラスの 一割が反射したモンスター
ああ、なんて醜いんだ 早く顔を隠しなさいな
マスクはテーブルの上 鏡の前で私を見てた
「世界一の美人は誰?」なんて譫言を言って
どーせアンタが喋れたところで「村人B」とか言うんでしょ?
いいよ いいよ もういいよ 後ろの正面に背負った
仮面の裏で女王様(マイスター) 今日も昨日以上にはならないさ
木と釘で継いだハリボテ舞台
階段を駆け登る偶像劇
顔隠す女王は優しそうに
微笑み 歌って しかし気付かれない
また夢に落ちた いつもの午後10時過ぎの闇
半透明フラスコ 波に揺れていたモンスター
ああ、まだ浮いてたいな いっそ沈んでしまおうか?
マスクは手をすり抜けて 見えなくなってしまった
「世界一の美人は誰?」なんて譫言を言って
どーせ誰もいないんだもん 村人Bに勝てたよ やったね
いいよ いいよ もういいよ 後ろの正面に沈んだ
アイツを探す女王(マイスター) 明日も今日以上にはならないね
木と釘で継いだハリボテ世界
階段を駆け登る偶像劇
顔隠す女王は優しそうに
微笑み 歌って しかし気付かれない
スポットの奥で 誰かが指を指している
民衆(カンキャク) の視線が私に集まる
いいよ いいよ もういいよ いいよ いいよ もういいよ
いいよ いいよ もういいよ さぁ 後ろの正面だぁれ
時間が止まった本日の舞台
誰もが息を呑んだ偶像劇
女王はそれでも微笑んでいる
涙が落ちても笑み 歌 歌うの
次第に波打つ拍手の世界
私とあなた達の物語
モンスターへアンコール いいよ いいよ ありがとう
みんながまた歌 歌うよ
ラララ……
夢の中に置いてきた アイツと別れニヤリとした
自分の世界を創り出すモンスター
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