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痛覚連理クライシス
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作詞 紗散 画宮 |
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キミはまたそうやって 無意識に近付いて
心は軋むように 痛みを感じたんだ
人間嫌いなんて 鬱なものではないさ
私のこの感覚は 片想いの象徴さ
触れない方が無難だと思うんだ
誰かに感染(うつ)してしまうから
こんな稀薄な心に 感情の水を撒くけれど
飲み込んでしまうのは 痛覚だけだったよ
言葉の裏側を 分かる人なんていないでしょ?
私はそこに「好き」を隠しているけど
キミはまたそうやって 無意識に近付いて
抱え伏せるように 痛みを訴えるんだ
自己嫌悪の延長と 視線の放物線は
賢しく後ずさって 亀裂を広げただろうさ
自分のなら慣れてるのにな
傷付けた痛みを拭えない
こんな稀薄な心に 感情の風は吹くけれど
息を止めても 届いてしまうの
言葉をうまく使って 愛の歌を歌いたいよ
首を絞めてる 今は無理だろうけど
連理した痛覚は 私を孤独にして
心は死んだように 全てを麻痺させた
キミはまたそうやって 私に近付いて
眉間にシワを寄せて 泣いて 泣いて
こんな稀薄な心に 感情の種を撒いたの
芽吹いた後悔が 懺悔を望むけど
キミに嫌われたんだ それ以上の罪はないさ
睨むような目で 「キミはなんで泣いてるの?」
赤く錆びた心に キミはナイフを突き立てて
「ごめんね」って言うが 謝るのは私でしょ?
崩れ落ちた体に 痛覚は無くなって
きっと 私 やっと キミを愛していいんだろう
冷たくなっていく私を
キミは抱えて「ごめんね、好きだよ」
消えていく自我の裏側で
「私はキミが好きだよ」
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