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BIRD
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作詞 傑木 |
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冷たくなっていく 足先から全身が
体の感覚もなくなってきて どこにそれがあるのかもわからない
たぶんあと数分で 僕は死んでしまうんだろうな
高揚してきた気持ちを意味もなく押さえつけるけど
どうしようもなく 止め処なく
溢れてくる想い 君への想い
ドレミの音を 喉から抜いた
高くなっていく ソラシド 君がよく口ずさんだ歌
幾度となく思い出した歌
君がいなくなってしまった後も 忘れることなく
そうすれば時が止まるなんて思ってたのかな
残酷にも巡る季節に連れられても 君と一番近くにいれた日が
いつもここにあると思えたのかな
ああ……今は雪が降っている 綺麗な雪が降っている
もう僕の体温ではその雪を融かすことはできないようだ
冬の寒空もなんかあったかくなってきた
まるで君と寄り添いあった時のあのあたたかさのようだ
どうしようもなく 止め処なく
溢れてくる想い 君への想い
どうしてこんなことになったんだろうか
死ぬ気はなかったんだけどな ただ君に会いにきたんだ
君という幻想に会いにきたんだ
二人が始めて出会った この公園の木の枝の上
次の日の朝 小鳥が冷たい地面の上で死んでいた
その近くには一本の木 その根元には小さな墓が
昔そこで死んでいた小鳥を埋めた小さな墓
その隣で永眠る小鳥の死体
帰る場所を持たない鳥でも
目を閉じる場所は自分で選びたかったんだろう
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