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感情が証明
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作詞 傑木 |
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空の裏側では太陽が笑っていて 海の底では孤独が泣いている
人は無表情で歩いていた どこを目指すわけもなく
歩んだ道を黒で塗って 笑う太陽が白で染める
行く道には喜びもなく楽しさもない
怒りもなく悲しみもない
だけど地球に夜が来る時は 人は黒から逃げるように白に包まれる
光が笑顔だと知っていた それは心も温めてくれる
結局は黒に染まりたくない僕らは どうにか笑おうとしている
感情が証明と知って 笑顔が幸せの証明と知って
世界で一番孤独な人が 一人ぼっちの空の下
冷たい笑顔と平温の涙を流す人に言葉を向けた
「お前には人生で最大の悲しみが襲ってきた時に助けを呼べる人がいるか?」
その声はキアヌが運んで フェーンが混じって掻き消えた
結局は何色にも染まれない僕らは どうにか笑おうとしている
感情が証明と知って 涙が不幸の証明と知って
今日もまた宵闇が世界を包む 寂しがり屋の僕らは身を寄せ合う
ノクターンが流れてくるわけでもない静かな夜が
誰かの笑い声さも吸い取って消してしまう
誰かの笑顔さえも見えなくなってしまう
闇が全てを遠くして飲み込んでしまったように
何十億年も前から 朝が白を夜が黒をそれぞれ塗りなおしてきた
それは世界が笑えるように それでも笑っているのを忘れないように
自分が幸せでも 不幸な人がいることを忘れてしまわないように
結局は白に染まっていたい僕らは どうにか笑おうとしている
感情が証明と知って 笑顔が幸せの証明と知って
歩んだ道を黒で塗って 笑う太陽が白で染める
行く道には喜びもなく楽しみもない
怒りもなく悲しみもない 感情を示すのは人だから
その道の先に笑顔があるわけではない
結局は白に染まれなかった僕らは どうにか笑おうとしている
感情が証明と知って 笑顔が幸せの証明と知って
どうにか幸せになりたくて……
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