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黄昏
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作詞 もと子 |
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満ち引きする 潮のように
人々が道を行き交う
さよならしたばかりの君に
あと一言言いたくて
小さくなっていく うしろ姿
流れる人ごみ掻き分け
やっと追いついた君と
不確かな約束をした
また会える日を信じて 証し この地に印した
独りの夜 無事を祈り
ただ帰りを待ち続けた
戦でできた古傷を
そろそろとなぞっていた
君は前を向いて 生き抜いて
それが私の願いだから
この広い星のどこかで
ずっと見守っているから
深紅の花弁が 今 地に舞い落ちた
鞘にしまっておいた記憶が
乾いた風とともに
走馬灯のように駆け抜ける
小さくなっていく うしろ姿
流れる人ごみ掻き分け
やっと追いついた君と
不確かな約束をした
また会える日を信じて 証し この地に印した
力の限り 生き抜いて
それが私の願いだから
この広い星のどこかに
君はいると信じてるから
深紅の花弁が 今 地に舞い落ちた
茜色の夕日が 今 海に還った
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