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ハラリトノゾミ
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作詞 Rijua-maan |
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「泣いているのです しくしく
泣いていたのです しくしく
私はその子へ手を差し出すことが できません
何故でしょう?」
ぽつりぽつり
落ちていくこれはなんでしょう
今日のご飯はなんでしょう
見えない何かが走り去る
感覚だけは掴めているのに
どうしてか 手に取るのは不可能
はらりはらり
崩れていくモノはなんでしょう
明日は何時に起きましょう
ぐちゃぐちゃの何かが絡まる
目の前を暗く染め上げていく
どうしてか 視界が開け弾けた
「剥がれています ぱらぱら
剥がれてしまいました ぱらぱら
その子は原型を失くしてしまいましたが
動いているのです 意味も無く
恐怖はありませんでした
自分も同じ姿でしょうから」
酷く膿むの 酷く溶くの
お願いだから手を差し伸べて
私を連れ出して 拒まないで
どんな私でも愛してほしい
どんな私でも受け入れて
抱き締めるだけでいいから
それ以上なんてノゾマナイ
ちらりちらり
火の粉が私を焼け焦がす
夕飯のお鍋焼け焦げた
苦くて不味い感情論
それらの言葉理解はしてる
でもだけど 実行ってなんですか
かたりかたり
無音にある声誰だろう
携帯電話はどこだろう
悲鳴を上げても届かない
心の隙間は隙間でなくなり
でもだから 寂しさが止まらない
酷く膿むの 酷く溶くの
どうしても駄目? どうしても嫌?
少しだけここに 隣にいて
こんな私だけど愛してほしい
こんな私だけど受け入れて
見つめ合って指を絡めて
それ以上なんてノゾマナイ
「その子は泣き続けました
どろどろに溶けて
それでも泣き続けるのです
私は結局手を差し伸べられず
その子を置き去りにするしかなかったのです
少しの申し訳なさと
嫌悪を抱きながら」
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