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ピュアホワイト
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作詞 明杏 |
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逃げこんだ 狭い狭い路地で見上げれば
高層ビルの間から青い空
こんな所に来る奴などいないだろうと
思っていたら お前はやって来た
「近づくな」って言ってるのに
お前は笑いながら向かってきやがった
「独りで淋しくないの?」 お前が尋ねる
「ずっと独りだ。こんなの慣れてんだよ。」
そう言えば俺の瞳の中のぞきこみ
「そんな訳ない!」 俺に近づいてくる
汚れ(けがれ)を知らない そんなお前は
まるでピュアホワイト
俺なんかが触れてしまったなら
黒に染めてしまうだろう・・・
向こうから嫌な足音 聞こえ出したんだ
「どうするべきか?」 悩んでる暇はない
お前の手をギュッと握り引いて走ってく
「失くしたくない」 単純な想いだけで
温もりを知らない 冷たい俺に
温もりくれた純白
ゴメンな 俺なんかが触れちまって
お前をただ守りたかった・・・
奴らと対峙して お前の盾となる
響く その音が果てしなく・・・
崩れる俺の元 お前がしがみつく
その目から涙 溢れ落ちる
「ゴメンな、白のスカート赤で汚しちまった。
泣くなよ、お前には1番笑顔が似合ってる。」
汚れを知らない ピュアホワイトは
涙 流し笑った
俺なんかの為に泣くなんて
お前はやっぱり優しすぎる・・・
見上げた先には青い空が
あの時のように広がっていた
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