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TRANCEACTION
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作詞 naco |
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胸に落ちた冷たい水に
気が付かず
僕は 今日も
自暴自棄(やけ)になって
吸い殻の海で
空を見て
待ち焦がれた
あの季節が やっと来た
足元を巣食われて
今さら 動けない
秋の夜の匂いがする
微かでもいいからと
月の灯りを求めて
少年は本片手に彷徨う
ああ
僕とて かつては
あんな子供だったんだよ
覚束ない足取りで
ただ未来ばっか
追い 描いている
そうさ 人生は
取り引きの縮図
楽しみのパラメータ
いつも最大で
また移り変わるだろ
僕を置いたまま
寒さに凍えそうなんだ
ひらひら舞う銀杏を
金の鳥だと言っといて
少年は本物をまだ知らない
ああ
僕とて かつては
あんな子供だったんだよ
覚束ない足取りで
未来ばっか
望み 描いている
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