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アネモネ
作詞 tank
歪に 偏った振り子
そよ風に揺られて くるくる回る

次はどちらへ揺れ動くのでしょう?
東へ西へ 行っては戻り
向日葵の迷路を ゆらゆら巡る

白く立ちはだかる まぶしい雲
感触など無いだろうに
青く突き抜ける 遠い空
その中で 存在を誇示するかのように
先を阻んでいる

麦藁の木漏れ日 懐かしい香り
太陽が見てる くらくら萎れる

世界が嘘をついた日
牡丹一華の花が 一面に咲いた
「愛してる」ってだれかの言葉も
本当にならないでと願った
今この感情 消えゆく理由
アドニスが流した 赤い血も枯れて
「信じてる」ってわたしの言葉は
裏切られる前提で 産み落とされた

揺れる水たまり あれは蜃気楼
咲き遅れた毒性 燃えるように
足元を覆い尽くす色
何を暗示しているのか
薄れた自己防衛 遠ざかる意識
でも 何となく
事の真相に 気付いてしまった


儚く 蠢く 水面
夏風に吹かれて きらきら光る

風景はその上辺で歪み 波打つ
北も南も まぜこぜになる
水中 深く潜って 地球に触れたい

闇に沈む真空を指でなぞる
感覚など失くしたのに
守りたい気持ちも だれかを
排除することの言い訳になるのならば
欲しくはなかったよ

幼いころかけた もう解けた呪文
魔法中毒で ふらふらしてる

あの深紅に埋もれた日
果実になることのない想いと
「そりゃそうさ」ってだれかの声
不安定な土台に刺さった
まだ耳の中、鳴る そのエコー
忘れることすら ままならないでさ
俯き 薄笑いした 絶望
裏切られたその後で 何を選ぶ?

暮れる太陽が 燃え尽きてゆく
今日も その空気に溺れる
虫のように 微かな息をして
たすけて、と願うので一杯で
乾いた博愛主義 しなびた判断力
はらはらと ふるえる華
刹那の輝き 散らして


正しく動く地軸
捻じ曲げていくのは時の歯車

出口なら 始めから見えていて
でも 辿り着きたいと 思えなくてさ
「いつかは変わりゆく」
それが この世のすべてだから


焼け堕ちた空よりもっと赤い華
黒にも似た、魔性の美しさ
一番ききたいことは いつも
わたしの方からはぐらかしてしまうから
ただ 何となく 心移ろいゆく

喜怒哀楽の寿命は 一つひとつが
思うよりずっと短くて
だから いろんなものを許せて
だから 愛情が続かなくて
嫉妬に狂うほどの情熱も 解らないの
ひらひら 宙に舞う
無重力みたいに この心、移ろいゆく

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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歌詞タイトル アネモネ
公開日 2011/03/20
ジャンル その他
カテゴリ その他
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