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海辺の夜
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作詞 tank |
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いわゆる「人間不信」
似てるようで少し違う
ウソツキな他人が嫌いなの
傘を差すように
カーテンを引くように
そっと閉ざしていたいよ
冷たい滴に
指先から凍りつくような
足元の感覚 浮かび上がる記憶は
嫌悪、既視感
ねえ そこで何を思えばいい
愛してほしい、 そう願うこと
それすら望まないなら
この心は もう人じゃない?
捨ててしまいたい
言葉は枷のように 自由を奪う
無気力な 無抵抗な 子供のままで
優しさが 孤独を掻き立てる
呼吸が 苦しくって
眠れなくなってしまう
繰り返してしまう
騙されるのも 騙すのも
誰かの掌の上で
転がってみただけなんでしょう
ナイフを引いた右手
痛くないよ
ずっと甘えていたいよ
大人になりたくて 子供でいたくて
本当のことなんて 知りたくない
反芻する音響 未来か妄想か
そう 嘘つきは自分の方
許してほしい、それは建前で
終わりにしたい すべて
傷ついてたのは 左腕
救いを求めてる
誰かが蛇のように 目を光らせる
弱者が淘汰されてく 世界の端で
負けそうな弱さを掻き毟る
期待されると 消えたくって
止めどない焦燥感で吐いた
防衛本能 故に排他
理由をおしえてほしい
普通じゃいられないことの
孤独は波のように 月夜に満ちる
この部屋に溢れて 溺れてゆく
優しささえ 偽物に見えてる
この眼が 思考が 呼吸が
腐りきってしまう前に
意識をさらって
元の海へ 還っていって
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