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カッターナイフ
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作詞 tank |
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夢の中でまで いらないのね
消えかかった残像の中で 置いてけぼりなのは
絶望感が 喪失感に代わる それが
だれかの抱く感情
それを知ったから
届かないような気がしていた
「何に?」 それはわからない
それさえわからない
願い事 何を望もうか
いらないなら捨てて
お願い 捨てて
もう 解放してよ
だれかの白い目が 伝染していく
嫌 こっちを見ないで
だれかの冷たい声が 蔓延しきって
痛いよ もう傷つけないで
遠くへ逃げても 繰り返してしまう?
否 きっと変わるから
もう一度 はじめからやり直させて
本当のこと 本当じゃないこと 見極めようと
目を凝らし疑うほどに 空洞ばかりが見つかるのは
腹の中の闇が 呼応していたから
今なら 何を見ても
色眼鏡の世界
叶いそうにないから
傷つかないで済む
そんな風にしか望めない
「流れ星、ここへ墜ちて」
もういいかげんにして
わかっていたの
生まれ持った不幸だと
だれかが遠ざかっていく夢を見た
嫌 置いて行かないで
こんなに叫んでいるのに 声が出ない
足音だけが響いていて
あなたはだれ? なぜ行ってしまうの?
なぜわたしは引き留めるの?
呼吸ができないくらい 呼び続けた
何から後悔すればいい
抗える全て 否定した
存在すら 肯定できないのに
意思も希望も何もかも
だれかが白い目で わたしを見ている
嫌 やめて 怖い
疎まれている 憎まれている そのことで
もう 生きていたくないよ
わたしは弱くないよ、
わたしは弱いよ
心が痛むから 体も傷つけた
感情のない 一人遊び
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