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耳鳴り
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作詞 へそくりクラブ |
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跨いだはずの水溜りが、背後から迫って来る。
迷い込んで、気づけば森。聞いたこともない 鳥の声…
真実はいつも紙一重。
彷徨う 昨日と明日の間で、
傾いた天秤に揺らされ、
不乱の月が溶けてゆく。
固い枕と耳鳴りが、ずっと「今日」を奏でる。
すぐに沈むと知っていたのに、転た寝してしまう 砂のベッドの 上…
それでも耳に響く音。
それが「未練」ということ。
檻の中は蚊帳の外。
僕の口癖は「あの頃」
真実はいつも紙一重。
だから、
逆らう昨日と明日の間で。
傾いた憐憫を揺さぶれ。
不乱の月は 沈んでゆく…
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