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彼岸花
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作詞 紅霞 |
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ゆらり 煌く 陽炎を
つかもうと手を伸ばしても 消えゆく
頬に伝うモノが何なのかさえ分からないまま
すべてをどこか遠くへ感じていた
僕らはなんのためにここにいるのかなんて
分からぬまま迷い続けて
見つかるはずのない「自分」を探して
残ったのは
雲においていかれた ちっぽけな僕
彼岸花が咲き誇る中で独り立ちすくむ
進むことも出来ないまま
抜け出せない現実の中で
僕はまた幽鬼のようにこの世を彷徨う
ゆらり 浮かぶ 朧月
届くことないその距離を 羨んで
いつかあの場所にいけたらなんて願いながら
世界を見たくなくて瞳を閉じた
この行動はなんのためにしてるのかなんて
気づけぬまま眠りについた
意味なんてないはずの「理由」を探して
見つけたのは
空虚なまま漂う 虚ろな僕だけ
彼岸花が咲き誇る中で独りうずくまって
立ち上がることさえ疲れたように
いつか差し出される手を願って
僕はまた何もせぬまま堕ちていくだけ
待つだけでは何も変わらない
それを気づかせてくれたのは紛れもない君だった
彼岸花が咲き誇る中で二人見つめあう
伸ばされた手をとるだけで
酷く勇気がいることに思えた
だけど僕はこの手を離さないことを誓おう
支えあう僕らのために
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