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ヘッドフォン
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| 作詞 紅霞 |
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ゆらりゆれる電車の中
うるさい話し声
遮断したくてヘッドフォンをして
流れてくる音楽
どの曲も綺麗だけど
どの曲も今の僕には響かない
あまりにも
聞こえてくるその世界は
美しすぎるから
自分の世界に閉じこもること
それすらも出来ない僕は
周りに合わせた作り笑いで
臆病な自分隠す
一体なにがしたいんだろう
その答えすらも見つからないまま
ふらり止まる通りの途中
過ぎ行く足音
気づかぬふりしてヘッドフォン触れて
流れない音楽
なにか聴きたいけど
なにも聴く気にはなれない
意外なほど
静寂は言い知れなく不安で
心地良いから
自分の世界から飛び出すこと
それすらも出来ない僕は
中途半端な自分保って
一人涙流す
気付いてくれる者はいない
そんなこと分かってるはずなのに
自分の世界
外の世界
中間で浮かぶ僕は
一体どこに存在しているか分からずに
また僕はヘッドフォンをする
まるで全てを拒絶するように
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