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雨音
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作詞 紅霞 |
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車の中で
助手席をそっと見る
いつもは君の特等席
だけど今は誰も居ない
雨が窓を打ちつける
まるで僕を攻めたてるように
だけど僕は君から離れねばならなかった
それがお互いのため
理由を正当化していく気は無いけど
だけど一つだけ言い訳するなら
僕は君が大好きでした
その事実だけはどうか忘れないでほしい
一人帰る
自分の部屋は昔のように
燦然としていて
僕以外誰も居ない
あまりにも静かで雨音が
悲しくなるくらい響いて
そこに居るのが当たり前だった君が
居ないのは寂しかった
君は今何を考え何をしているのだろう
別れ際の君のぬれた顔を思い出す
だけど僕らが二人で笑っていた
あの日々だけはどうか忘れないでほしい
もしまた君に会っても
気づかない振りをするだろう
だからどうか君も
僕に気づかない振りをしてくれ
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