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僕を殺した後の景色の色
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作詞 U-TA |
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沈黙が空を 覆って 鈍色
静まる街に独り 浮く
憂いを帯びたら 惑って 薄色
世界を飲み込んだ灰に 泣く
指先で 触れたら音を立てて
崩れた 形のあったものたちの
亡骸 風に流されて消えてく
僕を 僕だけを残した世界の色は
重く 白く 鈍い 黒
深く 沈んでく灰色の月を見上げ
無音で 泣いた 夜
幼い子供の 涙が 零れて
黒い雨の降る街 鳴く
痛みを滲ませ 揺れたら 溶けてく
世界を溶かした炎に 嗚呼
君を呼ぶ 喉が溶けて声も
枯れてく 確かにそこにあったのに
どうして 総て、奪われてしまったの?
僕を 僕だけを残した世界の色は
深く 刺さる 棘の ようで
焦げる 澱んでく雨雲色を滲ませ
無音で 弾けた 渦
どうか全てを 何も無かったかのように
巻き戻せるなら
僕だけでいいよ 無くなってしまうのは
悲しすぎる結末なんか
見たくない
僕を 僕だけを殺した世界の色は
どんな 色に 染まる だろう?
遠く 空しく響く空に 君を呼ぶ
声が 無音で 響いた 空の色
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