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契り
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作詞 U-TA |
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窪んだ胸の溝に 失意が流れて
少しずつ溜まって行くんだ
それは水溜り
歪んだ声の先に 滲んだ君の目
少しずつ霞んで消えてく
それは蜃気楼
数えたなら 月の満ち欠けは 無限
僕の頼りない歌声と 君の涙も
枯れる事は無いんだ
「また明日会えるはずだから」
声に涙を隠した君、僕は飲み込んだ。
「また明日会えるはずだよね」
小さく頷いた君、僕は俯いた
解ってたんだよ。
揺らいだ夕の陽に 声が溶けてく
黒に染まって生きてくんだ
それは無機質で
例えるなら 月の満ち欠けは 夢幻
あの月の裏に隠れた 証と声も
もう繋げられないんだ
「君の事はずっと好きだよ」
微笑んだ君の顔の裏に張り付いた涙
隠せない熱が伝って
頬を流れてくよ、溶けた雪の様に
ああ 届かないよ。
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